不動産投資信託の現状

不動産の価格が下がってきているために経営が危ぶまれる不動産デベロッパーが増えてきているというのです。ある不動産デベロッパーは、増資に成功して生き延びることができそうだというのですが、ほとんどの不動産投資信託会社や不動産デベロッパーは、融資に奔走しているというのが実情のようです。近年、不動産市場が盛んだったために、不動産市場そのものの不安定さが、ここにきて一気に吹き出したと見ているようです。不動産会社の経営不安が続いている直接の原因は、金融機関による融資の貸し渋りがあるからだというのです。米国のサブプライム問題は、全世界を巻き込んだ100年に一度という金融恐慌だといわれているのですが、春以降の金融市場の不安から、金融機関はなんと不動産に対する融資を控えるようになってしまったというのです。その結果、不動産投資信託に売る物件が予定通りに売れないで、資金繰りが悪化してしまう不動産会社が出てきてしまっているというのです。ほとんどの不動産投資信託会社は借入の借り変えなどを行ってなんとか経営を続けているといった状況が続いているというのです。このような状況はしばらく続くのではといった見方をするようになってきています。