危険な不動産担保ローン業者

不動産担保ローンは、一般の方には金利が何%位なのかは分かっている人はあまりいないと思います。新しい事業を始めようと計画し不動産担保ローンの借り入れをしようとした時に、インターネットなどで金融各社を比較し、金利が低い金融会社を選びだし、何社か電話をしたとします。電話の内容などを検討して、一番金利が低い金融会社を選んで申し込みに行くというのが、一般的な行動です。実は、このやり方が一番危険な方法といっても過言ではありません。実際に金融会社を訪れてみると、電話で聞いた金利とは全く違う数字を提示してきたりします。しかも担保にするための不動産に様々な理由をつけて査定価格を下げていき、不動産の調査料など、聞いていなかった経費まで請求されるという始末です。そこで、あわてて他の金融会社に申し込んでも内容はほぼ同じで、それを何回も繰り返すうちに時間もなくなり、仕方なくその中から1社を選んだとします。そうすると他の金融会社から融資の申し込み額の何%かを請求されてしまいます。そんな話は聞いてないと思うかもしれませんが、申し込み用紙の下のほうにものすごく小さい字で書かれていたりするのです。結局、それを支払わなければならなくなり、電話で聞いた額とはまったく違う高金利な融資を受けることになってしまいます。なぜこのようなことが起きるのかといいますと、金融業者側は電話での口約束でかわした金利など守る気はないのです。残念ながら、これは本当の話なのです。

一流企業に社名が似ている金融会社も注意が必要です。金融業者が似たような名前にしている理由は、提携しているわけでも、何らかの関係があるわけでもなく、お客さんにそういう錯覚を起こさせるためのものです。融資を受けようとするときは、誰でも信用できる金融会社と取引したいと思うものです。インターネットで探しても信用できそうな会社は見つからず、そこで一流企業と似たような名前を見つけて、ここならあの一流会社と何か関係がありそう…という錯覚を起こさせているのです。そのような金融会社は善良なお客様の心理に付け込む危険な金融会社といえます。さらに、低金利をうたっている金融会社であれば、なお一層注意が必要です。

融資を申し込む際に印鑑証明と実印を持参させる金融会社も注意が必要です。一般の不動産担保ローンの融資ですと、申し込みをして条件が一致しなければそれで終了してしまいます。しかし、悪徳金融業者は実印と印鑑証明を持参させて書類に実印を押させ、実印の証明をとりますといって印鑑証明を預かります。そうすると、担保の設定でお客様の不動産設定ができるような仕組みになっています。そのような危険な金融業者に合わないためにも、冷静に会社を選ぶ必要があります。