不動産ローンは過去2カ月、何度も赤信号を点滅した

アメリカを震源地とした金融の危機は9月にどんな展開となるのでしょうか。ある投資家は9月末の様子次第といっています。FRBの公定歩合引き下げと市場への資金の注入は、暫定的な措置ではなく市場への参加といえそうです。

不動産ローンは過去2カ月、何度も赤信号を点滅したのにFRBは何もしませんでした。FRBは不動産ローンよりインフレに気を取られて、不動産ローンの影響に気づくのが遅かったのだといわれています。この点は、グリーンスパン前議長が早くから警告したのに、今回の金融の危機は思ったより小さかったとバーナンキ議長はいっています、この意見には懐疑的な人が多いです。議長への就任が遅かったとはいえ、もう少し謙虚であるべきだとの意見が続出しています。出動が遅かったが、辛うじて収拾したからまずは議長は合格と養護する人もでてきています。

他の国では今回の金融の危機をどう見ているのでしょうか。政府要人の蛮勇は危険だ。IMF(国際通貨基金)にへつらう必要もない。経済が改善されたことは認めるが、強震がきたのだから烈震に備えることだ。今回の危機が克服できたのは、先進国の中央銀行が3000億ドルを投じて収拾したから可能だったことを忘れてはいけない。第二弾、三弾はいつ来るかわからない。津波が押し寄せてきたら、政府は収拾できるのか。と先行きの不安は解消されていないのが現状のようです。