不動産担保ローンの原則について

不動産ローンを、借り入れる人は名義がご自分になっている不動産を持っているということが原則です。不動産でも建物はご自分のでも、土地は借りているものという場合には、流通性があまりありませんので担保価値が認められないことがあります。また、返済をし続けられる程度の収入があることが不動産担保の原則です。これらの原則を頭に入れて借入をお考えになることが重要です。

不動産は高額な担保ですので、かなりまとまった融資を受けることができます。もし返済を続けることが出来なくなった場合には、不動産物件が残った債務を返済するために競売などの方法で処分されることがあります。また、金利につきましても金融機関サイドのリスクによって利率が変動しますので、フリー無担保カードローンの方が目的別有担保ローンより、また無担保の方が有担保よりも金利が高いです。つまり、不動産担保ローンはフリー無担保のカードローンと、目的別有担保ローンの間の利率になります。融資額などの審査や融資の可否は、早い場合で2日、長い場合は14日程度かかります。また融資を受ける場合は担保物件への抵当権設定の登記も必要ですので、登記費用が必要になってきます。

不動産担保ローンは、返済ができなくなった場合には、担保にしている家や土地を失ってしまうということになりますので、リスクが大きいと思う方も多いと思います。しかし、返済しきれなくなった場合にリスクがあるのは、どのような融資を受けている場合でも同じです。ですから同じ金額を借りいれる場合には、金利の低いローンを借り入れた方が得策ということになります。

不動産担保ローンを利用する理由の一つに、他に借りている無担保ローンをまとめてしまうということがあります。その返済方法の方が支払う利息が少なくて済みますし、返済もしやすいというメリットがあります。