不動産担保ローンのデメリットとメリットについて

不動産担保ローンのメリットとデメリットについて、教えて欲しい。とのお問い合わせが多いのでお話しします。

不動産担保ローンのメリットは、一言で申し上げますと、無担保ローンと比較すると金利が安く借りられるということです。一般的には5%くらいです。低い金利ですと、総返済額も低く抑えることができます。
不動産の査定価格によっても変わってきますが、500万円以上の高額な融資を受けることがほとんどのローン会社で可能です。担保となっています不動産を処分すれば負債債権を回収することができますので、金融会社としましてはリスクが最小限ですので、金利を低くく押さえることができます。ご自分にあった融資会社を見極め、返済計画と融資元について充分に相談することが大切です。

不動産担保ローンでのデメリットですが、担保にしていただいた不動産には根抵当権または抵当権の設定登記がされます。もし返済が不可能になってしまった場合は不動産を金融会社に売却処分されて、ご自分のものではなくなってしまいます。担保した不動産を売却しても担保価格が下がっていて債権を回収がしきれなかった場合は、その不足分を支払わなければなりません。融資会社を選ぶ場合は、信用できる会社を見極めることがとても重要なこととなってきます。

不動産担保ローンでは、残念ながら悪徳業者も多いのが事実です。金融庁の貸金業登録業者に加盟している会社かどうかの確認を必ず行うようにしてください。

不動産担保ローンは、まとめて高額な資金を借り入れられますし、銀行や消費者金融会社でも取り扱っていますので、低金利で返済も1か所ですむから楽だと考えている方もいらっしゃると思いますが、大切な不動産を担保にする危険性も忘れてはいけません。使い方によっては借金が膨らむ可能性もありますので、安易に不動産無担保ローンを組まないようにしましょう。

不動産担保ローンのメリットとデメリットを踏まえた上で、賢く上手に不動産担保ローンをご利用なさってください。